旅行会社スタッフのリアルなBLOG

銀聯カードをつくってみる

こんにちは!スタッフNです。

最近中国からの観光客の増加に伴い日本でも銀聯カード(※1中国版デビットカード)の存在感が増しているようです。この銀聯カード、日本で使えるお店はまだまだ限定されていますが、クレジットカードの普及がまだまだの中国では事実上のスタンダードとなっているようです。

現在日本で発行されている銀聯カードは三井住友カード中国銀行東京支店の2種類で、近日中に三菱UFJニコスも発行予定です。
日本で発行される銀聯カードはいずれも日本円口座からの引き落としとなり、中国でのショッピング利用の場合は利用金額(日本円換算額)の数%(中国銀行の場合2%)が為替手数料としてかかります。
中国での銀聯シェアは圧倒的でこのカードがあれば、旅行の際の決済はとても楽になります。多くのお店で使えますし、ATMから使う分だけ現地通貨で引き出すことも出来ます。(中国銀行の場合出金手数料200円+引出し金額(日本円換算額)の2%の為替手数料がかかります)
手数料はかかりますが、結局両替をする時にも手数料は取られるわけですから、手間を考えればとても使い勝手のいいカードと言えます。
今までは銀聯カードと言うと中国で口座を作って人民元を預けて・・と外国人には敷居の高いものでしたが、日本で日本円口座で申し込む事ができるようになり、グッと身近なものになりました。
そこで早速スタッフNも中国銀行の支店で銀聯カードを作ってきました。
口座開設は申込用紙に必要事項を記入するだけで15分ほどと日本の銀行と変わらないくらいすぐに終わりました。ただ、銀聯機能の付いたキャッシュカードは香港より取寄せるそうで、届くまでに約一週間ほどかかりました。
また、ネットバンキングの機能もありますが、こちらには申し込みに30分ほど時間がかかり、申込書・約款が全て中国語になっており、約款などはほとんど理解不能なので、言われるがままにサインしてしまいました。
現状で使えるネットバンキングの機能は限られており残高を照会するくらいしか使えません。後に気がついたのですが、銀聯のネット決済もこのカードでは出来ませんでした。(今後の対応を期待します)
日本発行の銀聯は主に中国での買い物・ATMでの現地通貨の引き出しに使う為のキャッシュカードという位置づけのようです。

現在、日本での銀聯カード普及の為各地でキャンペーンを展開しています。銀聯カード加盟店で銀聯カード決済の場合、割引になるというもので、主に中国人観光客向けと思われますが、10,000円以上利用の場合5%OFFの優待などで中国人観光客を取り込みたいお店とカード会社の意欲が感じられます。

三井住友カード発行の銀聯優待マップ@名古屋

日本ではあまり普及しなかったデビットカードですが、中国では市場にマッチしたと言えるデビットカード銀聯。今後、日本でも銀聯マークを見かける事が多くなりそうです。

※1クレジットカードとの違いは口座に残高がある分だけ使えるデビッド方式(料金先払い方式)であるということ。ただし、三井住友カード発行の銀聯はショッピングに限り残高を超えた分も使えるクレジット機能も備えるようです。

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