旅行会社スタッフのリアルなBLOG

四合院ホテル


こんにちは、スタッフNです。

北京で四合院ホテルに泊まってきました。
4、5年ほど前から流行だした四合院ホテル、ブームや部屋数が少ないこともあってなかなか予約が取れなかったり、宿泊料が高かったりとしばらく敬遠していましたが、オリンピックも終わり少し落ち着いてきたようなので、視察をかねて(もちろん自腹で)宿泊してきました。
四合院ホテルは数多く存在しておりネットでも「コートヤード」のキーワドでたくさんヒットします。
今回は、こじんまりとした比較的小規模な四合院ホテルを探しました。胡同にちょうど良さそうなホテルがあり、早速予約宿泊してきました。

吉慶堂
http://www.jihousecn.com/
中庭に洗濯物が干してあったりしてなんとも庶民的です。

以前、竹園賓館というこれまた胡同の四合院ホテルに泊まったことがありますがこのホテルは四合院ホテルとしては比較的規模が大きいかったと記憶しています。
ホテルのホームページには中国庭園建築と紹介されているので四合院ホテルと少し違うかもしれません。
竹園賓館
http://www.bbgh.com.cn/japan/index.html

もちろん竹園賓館も素敵なホテルですが、今回は、胡同にある四合院を改築した小さなホテルを利用しました。
四合院のいいところは四方を取り囲むように建てられたそのつくりから外と完全に切り離されたプライベート空間を保てるところです。
今回泊まった吉慶堂も入り口の重厚な門は常に閉じており呼び鈴を鳴らして服務員に開けてもらうといったスタイルです。
しかしこの門のおかげで夜は早めにホテルへ帰る健康的な生活を送れます。深夜に服務員の手を煩わすのは気が引けて仕方ありません。
四合院の中庭で一杯飲むのがいいと思います。

さて、吉慶堂ですが、部屋数は全部で6つ。どの部屋も落ち着いた調度品でまとめられ、好印象を受けました。

若干部屋が狭いのは四合院ホテルならではです。
また、どの部屋もダブルベッド。ツインルームは一つもありません。


西廂南房
間違っても男同士で同室を予約してはいけません。


東耳房
部屋の大きさやインテリアは様々。HPに写真が出ているので好みに応じて選べます。今回は東耳房に泊まりました。
お昼前に訪れましたが、少し早かったせいかまだ前のお客さんがチェックアウトしておらず、地下室で待たされることになりました。

が、この地下室がス・テ・キ!
まさか四合院の地下にこんな空間が広がっているとは!

こちらが、階段を下りてすぐにあるお部屋。


階段をおりたところには茶器セットが並べてありました。


このお部屋の反対側にはちょっとしたステージが設置してあります。


そして四合院の建物を縫うように廊下があります。廊下は書斎をかねているようです。
書棚にはたくさんの書籍がおいてありました。写真集や建築・インテリアの本が多かったように思います。オーナーの趣味でしょうか。
ここで半日くらいは過ごせます。


さて、長い廊下の奥にはさらに部屋がありました。
どのお部屋も照明の当て方がうまく、装飾もしゃれています。
また地下ということもありとても静かです。

せまい胡同の建物を有効利用しているんですね。
朝、チェックアウトする時スタッフが地下からあがってきたので、スタッフの休憩場所にもなっているのかもしれません。

四合院ホテルは騒がしい都会の喧噪から逃れるのにぴったりだと思います。
ホテルは胡同にあるため車の出入りがとてもしにくく道が入り組んでいる為タクシーの運転手さんも迷ってしまいます。ホテルによっては車が入れないところもあるそうです。
今回の吉慶堂も一番近くの路地までタクシーで行き、そこからは徒歩という事になりました。
タクシーの運転手とそのあたりの話ができないとちょっとややこしいかもしれません。
ホテルのスタッフもその辺りをちゃんと理解しているようで、お昼に出かけようとしたら、ホテルまでの道順を書いた紙を渡してくれました。
これで安心してお出かけできます。

左半分が西から来た場合の行き方。右半分が東から来た場合の行き方です。
とてもわかりやすく説明してくれていますが、夜は暗くてタクシーの運転手も読むのに必死です・・・・。

四合院ホテルは歴史を感じるホテルですが、旅行客の需要も多いようでちゃんとWiFi設備が備わっていて、
部屋はもちろん地下でもネット接続ができるので、出かける前にしっかり観光地やレストランを下調べしてから出かけられます。
もちろん無料です。
そんなかゆいところに手が届くとても満足の行くホテルでした。

ちょっと普段と違ったホテルをお探しの方には是非お勧めいたします。
もちろん24時間交代で勤務している若いスタッフ達がとても感じが良かったことも特筆しておきます。

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