旅行会社スタッフのリアルなBLOG

ヘルシンキの交通

こんにちは。スタッフNです。

GWは北欧へ行ってきました。
今回の旅行は、フィンランドの首都ヘルシンキを中心にエストニアの首都タリンとロシア西部の都市サンクトペテルブルグを周るコースです。
ヘルシンキでは合計3泊しましたので、ヘルシンキ市内の交通についてご紹介したいと思います。

まずはじめにフィンランドの玄関口であるヘルシンキのヴァンター国際空港をご紹介したいと思います。
この空港は、ヘルシンキの北15kmに位置しフィンランドのフラッグ・キャリア、フィンエアーのハブ空港となっています。
近年フィンエアーがアジアへの就航を増やし、ヨーロッパへの最短ルートとしてヨーロッパの玄関口としての役割を果たしています。
フィンランドに旅行する際最もポピュラーな方法はこのヘルシンキヴァンター空港を使う方法でしょう。
日本との時差は6時間(サマータイム中。冬時間では7時間の時差となります)。
日本からの運航時間は約10時間となります。
アジアからの便の多くは、フィンランド時間14時から15時頃に到着し17時から18時頃にフィンランドを出発します。
この時間帯になると空港は大変混雑します。

ヘルシンキヴァンダー空港

ヘルシンキ空港からヘルシンキ市内までの行き方についてはいくつかの選択肢があります。

フィンエアーシティーバス
空港とヘルシンキ中央駅を結ぶフィンエアーのバスです。
20分おきに空港から出ており、バス車内にはWifiもついています。
乗車券は運転手から直接またはオンラインにて購入することができます。
運転手から直接購入する場合は6.9ユーロ。
オンラインでご購入すると少しだけお値打ちで6.8ユーロとなります。
https://www.pohjolanliikenne.fi/en/finnair-bus.html?utm_source=finnair&utm_medium=fcb_link_liput

FINNAIR BUS

電車
ヘルシンキ空港ターミナル1と2の間に駅があります。
I 線とP線が通っておりどちらも終点はヘルシンキ中央駅です。
I 線はMyyrmaki (西側)を通りヘルシンキ市内へ、 P 線は Tikkurila (東側)を通りヘルシンキ市内へ向かいます。
早朝、深夜の時間帯を除き、電車はそれぞれ10分間隔運航しています。
ヘルシンキまでの所要時間は、どちらの線を使ってもおよそ30分です。
乗車券はターミナル1と2をつなぐ通路か駅の自販機で購入することができます。
運賃は、4.6ユーロ。
駅の自販機で購入する場合、利用するエリア(ゾーン)によって料金が異なります。
空港があるヴァンター地区はCゾーンヘルシンキ中央駅はAゾーンとなりますので、
購入する切符はABCゾーンの切符となります。


I.P線がヘルシンキ中央駅で合流

バス
バスターミナルは空港の外にあります。
ヘルシンキ市内まで行くにはいくつかの路線がありますが、615のバスに乗ると良いと思います。
所要時間は40~50分です。
乗車券は、自販機で購入の場合4.6ユーロ。運転手から購入する場合は、6.5ユーロとなっています。

タクシー
タクシー乗り場はバスターミナルの近くにあります。
所要時間は約30分です。
現金、カードでの支払いができます。
運賃は約45~50ユーロです。


ヘルシンキ中央駅

スタッフNはヘルシンキヴァンター空港到着後、まっすぐ駅に向かって電車で市内へ向かいました。
まず、事前にネットやガイドブックで調べて行った切符の自販機と、実際の自販機が全く違うものでアタフタしました。
A~Dまであるゾーン別に運賃が別れていて自分が行きたい目的地がどのゾーンなのかまた、自分が乗車する場所がどのゾーンなのかを把握する必要があります。
これは、ヘルシンキについてすぐの人間にとってはハードルが高いです。
ある程度の地理も頭に入れておく必要があるからです。

とりあえず、画面に表示されているゾーンの地図を見て、空港のある場所がVantaa(Cゾーン)、市内はHelsinki(Aゾーン)と予想し、ABCゾーンのシングルチケット(大人)を購入しました。
(シングルチケットの他には、一日券(1日から7日まで選択可)や30日有効のシーズンチケットもあります。)

スタッフNの購入したシングルチケット。有効時間(~16:30)が表示されています。

結果このチケットで合っていたようですが、特に改札や検札があるわけでもないので、確認は取れていません。
たまに検札があるとの口コミをどこかで見ましたが、滞在中は一度も見かけませんでした。
また支払いに関しては、クレジットカードで決済しましたが、クレジットカードの相性もあるようでうまく読み取ってもらえないカードもありました。
その後、電車に乗る人を見ていると、何やらスマホで乗車券を購入しているようです。
そこでスタッフNもスマホ(事前にWifiルーターでネット接続済み)にヘルシンキ交通局のアプリをダウンロードしてみました。

このマークのアプリでHSL(Helsingin seudun liikenne)というアプリです。
iphone
android
するとこのアプリ電車だけでなく、バスやトラム、更には貸し自転車(シティバイク)のチケットまで購入できる便利アプリでした。(クレジットカード情報を登録する必要があります)
しかもスタッフNが初めに困ったゾーンを簡単に地図上で調べて購入することができます。(地図上で現在地と目的地を指定して運賃やルートを検索可能です)
また現時刻に近い時刻表が表示されるので、次のバスやトラムがいつ来るのかがすぐにわかり、とても便利です。

地図上で行きたい場所を指定できるので地名がわからなくても使えます。

チケットを購入すると、スマホの画面上にチケットが表示されます。
チケットの種類、有効時間が表示されており、画面が動く仕様になっていて、画面キャプチャなどで不正ができないよう工夫されています。

画面に表示されているチケット

以後このアプリはなくてはならないヘルシンキ移動の必須アイテムとなりました。
またシティバイクについては登録すると、30分まで無料の貸し自電車で、以降24時間までは5ユーロで借りることができます。
購入後に表示される暗証番号を入力すると鍵が解除されて使えます。

ステーションにある看板。料金はわかりますが、今ひとつ使い方がわかりません・・・。

肝心の自転車の写真を取り忘れました。こちらは、使い方を含めネット上にたくさん情報がありますので興味がある方は調べてみてください。
石畳の道を自転車こぐのは大変ですが、トラムのない場所に行く場合は便利です。
しかも30分まで無料なので、あちこちにあるシティバイクステーションで借りては返すを繰り返せばずっと無料で使い倒せます。
ただし、このシティバイク、駅の近くは人気があるようで、すぐに無くなってしまいます。
また、観光地などのステーションには返却する場所が足りなくなるほどたくさん余っていたりして、需要と供給がうまくマッチしていないようです。
返却するステーションを見つけても返却する空き(日本の駅の自転車置き場と同じでロックをして初めて返却となります。)がなくて結果30分が経過してしまうこともあります。
たいていステーション付近にスタッフがいて、返却する場所を確保してくれますが、満車でスタッフがいない場合は困ってしまいます。

このアプリがあれば、格段に移動が楽になります。
ヘルシンキに自由旅行をされる場合は是非このアプリの導入をご検討ください。

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