こんにちは。スタッフＮです。

ここ数年中部国際空港から東南アジアへの新規就航便が相次ぎ海外がとても身近になりました。
東南アジアといえば往路は昼便だとしても復路は深夜便になることが多いです。
これは、機体を効率的に運航するためですが、搭乗する人にとって深夜便はとても疲れます。
飛行機に乗ったときの疲労を極力減らすためにネックピローやアイマスク、腰枕を使う方は多いですよね。

ネックピローやアイマスクに加えておすすめするのが、ノイズキャンセリングホンです。

耳から入る機械的な騒音だけを消してくれるすぐれものです。
最近の最新型飛行機は、素材やエンジンの性能のおかげで随分静かになりました。
それでも飛行中の飛行機の中は人間にとって不快と感じる騒音が長時間続くためストレスが溜まります。
深夜便となればなおさらでしょう。
特にエンジンより後ろの座席はエンジンの排気音によりゴォーーという音が飛行中ずっと聞こえることになります。

こちらはB787のロールス・ロイス社製のエンジン。エンジンを覆う樽型のカバー（ナセル）の縁が波型にカットされています。この形状にすることによってエンジンからの騒音を軽減する効果があるそうです。

エコノミークラスの座席が後方なのは、この音問題も関係しているのかもしれません。
つまり音に関して言えば、飛行機は前方の座席の方（機首）が静かだと言えます。
大型の飛行機では前方から順にファーストクラス、ビジネスクラス、プレミアムエコノミークラス、エコノミークラスの順で座席が配列されています。

現在、大手FSC（フルサービスキャリア）航空会社のファーストクラス、ビジネスクラスと一部のプレミアムエコノミークラスの中にはノイズキャンセリングヘッドホンを
無料で提供しているところも多いです。
日本航空
大韓航空
このノイズキャンセリングホン、使ってみると本当に快適です。ゴォーーという騒音がスーッと消えてくれます。
機械的な音だけを消してくれるので、ＣＡさんの声や機内アナウンスなどはバッチリ聞こえます。
バッテリーまたは電池で駆動しますが、10時間位のフライトなら連続して使えます。機内提供のものでしたらバッテリーがなくなったとＣＡさんに言えば交換もしてくれますよ。

私が長年愛用しているノイズキャンセリングホンは定番BOSEのQUIETCOMFORT15（2009年発売）です。

こちらは修理交換後の2代目となります。

長年使用すると経年劣化したイヤーパッドやコードの不具合などどうしても修理が必要になってきます。
そんな時BOSEなら有償ではありますが新品交換の対応をしてくれます。
私の場合は12000円ほどで新品交換してもらいました。
現在はワイヤレスが主流なので少し古い感じもしますが、音楽を聞かないならコードなしでも使えますし特に何の不満もなく長年愛用していたのですが、最近ＰＣやらカメラやらでやたらと手荷物が重く、空港内の移動だけでもできるだけ荷物を少なくしたいと思いコンパクトなノイズキャンセリングイヤホンを探していたところ

ちょうど良い大きさで前評判も上々なAPPLEのAirPods Proが発売になったとの事で、発売後すぐに購入しました！

こちらのノイズキャンセリングイヤホンがいいところは、ヘッドホンではなくイヤホンなので寝るときにじゃまにならないということにつきます。
ただし、ヘッドホンより長時間使用していると若干耳に違和感があり、ヘッドホンよりノイズキャンセリング効果が薄いと感じました。
また、ワイヤレスということもあり、機内のエンタメシステムの音を聞くことができないというデメリットも盲点でした。
どうしてもワイヤレスで機内エンタメを楽しみたい場合は、トランスミッターをいう機械を使う手もあるそうですが、これではせっかく減らした荷物がまた、一つ多くなってしまいます。

Airpods Proはそもそも機内で使う想定では無いのかもしれません。
また、バッテリーが4.5時間ほどで切れるので長時間のフライトの場合途中充電をしないといけなくなります。
ただケースが充電器になっていて1時間ほどでフル充電される急速充電仕様なので、食事や席を立った際などにこまめに充電することで、長時間のフライトでもそれほど不満はないのかなと思います。
とにかく軽いことはとてもメリットでスーツケースを預けたあとの移動がとても楽になったのと、手軽に使えるようになったという点ではとても満足しています。
航空会社が提供してくれるノイズキャンセリングホンがある場合はそれを使いながら、睡眠時はAirpods Proなどと使い分けがいいかもしれません。

私が10年ほど前に購入した頃は選択肢が限られていましたが、今はノイズキャンセリングホンにも様々な種類があり、選択肢が広がりお手頃な価格で手に入るものもでてきました。
快適な空の旅のお供にいかがでしょうか？